街の灯:作品を観た感想(4)

街の灯 City Lights
★★★★★ 本作は盲目の少女と街の乞食男のストーリー展開が、金持ちの友人を挟んで見事な構造となっている上に、チャップリン扮する男の、滑稽な行動やパントマイムは、今でも十分に通用する普遍の笑いを提供し、あっという間に忘れられる今どきの日本の漫才の極北に位置するエヴァーグリーンの「笑い」の位置を獲得している。更に物語の完成としてのエンディングは、その後のいろんな映画に影響を与えたのではないか、と思える見事なまとめ方であった。映画史に燦然と輝く名作である。
映画!That' s Entertainment
2022年6月30日

『街の灯』 (1931)
本作は、チャップリン最後のサイレント映画。本作は“笑い”はもちろん、“純愛”、“感涙”、“社会風刺”、と文字通りの総合エンターテインメントとなっており、あまりに美しく見事なストーリーは他の追随を許さない。正真正銘、歴史に残る名作である。本作には、外面ではなく内面の幸福を提唱する傍ら、礎にはやはりお金が必要不可欠であるシビアな現実を突きつける厳しさも備わっており、その作劇術の巧みさに唸らざるをえない。チャップリンの至芸が炸裂!芸の緻密さ、豊富なアイディアは圧巻の一言!笑い死に覚悟で、チャップリンの天才的パントマイムをご堪能あれ!
相木悟の映画評
2014年11月6日

街の灯(’31)
腕力、体格的にもどうにも勝ち目なさそうな男(ハンク・マン)相手に、いざリングに立つと予想に反して、とっさの機敏な動きで相手を翻弄、ダウンしても何度か立ち上がる粘りを見せたり、対等に展開する、意外な奮闘振り。久方に見たチャップリン、また音楽入りながらサイレント作品、でしたけれど、色々コミカル映像のコメディ&ラブストーリーとして、渋い味わいでした。
Something Impressive(KYOKOV)
2012年5月27日

街の灯
本作は映画音楽映画と言っても良いくらい音楽がよろしいとお思います。ほぼチャッツプリンの作曲だそう。本作で人生の意味とか語ることもありでしょうけど、やはりコメディ部分をクローズアップしたいです。好きなのは、ボクシングのシーンでレフリーに隠れて闘う戦法。それと、スパゲティたべてて、いつのまにか紙テープ食べるシーン。それにしても86分という短時間に優れたシーンが充分に詰め込まれた映画です。ヴァージニア・チェリル、美人すぎないので、チャップリンとの距離感がちょうど良いのかもしれません。
DVD&ジャンクション
2011年6月20日

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