終の信託:作品を観た感想(15)

映画評「終の信託」
★★★★ 本作はかの作品にも匹敵する傑作である。特に構成が傑出している。大沢たかおが冷徹な検事を実に憎らしく(上手く)演じていて、彼の演技でここまで感心させられたのは初めて。役所広司はさすがの安定感。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2018年8月11日

終の信託 (2012)
奥方をヒロインに、こんなにも大胆濃厚シーンを、そして、お縄になる場面まで撮るなんて、なんというプロ根性というか、似た者夫婦… すごい信頼関係だなぁ、世俗を超越してる、と、感心してしまったのでした。役所広司も、臨終から、蘇生まで表現する、凄さ、さだし、朝野忠信も、色っぽさでナイスキャスティング。後半の検事役の大沢たかおも、圧巻でした。
のほほん便り
2018年8月8日

「終の信託」 尊厳死は正しいのか?
★★★★★ 草刈民代さんの演技も素晴らしかった最後はハメ技で殺人罪にするのだが・・・ここが、一番の見所本当に面白い。
ジョニー・タピア・Cinemas
2013年4月27日

『終の信託』 作文には書けないもの
144分もの長さがありながら、名人芸ともいえるショットの積み重ねで、一瞬の無駄もない。大沢たかおさんの演技も、感情を押し殺しているように見える一方で、冷徹な計算を働かせているようにも見えて秀逸だ。医師と患者の触れあいや交流の深まり、それぞれの感情や死生観をもたらした過去の出来事も含めて、じっくり丁寧に描いていく。本作は、単なる制度の良し悪しを越えた、生と死、愛と情の問題を私たちに突きつける。
映画のブログ
2012年11月25日

「終の信託」 いろいろ考えさせられました
本作、観る前は「尊厳死」が最大のテーマと思っていましたが、それ以外にもいろいろと考えさせられるところがありました。その答えは自分でもはっきりとすぐに出せるものではないですが、それについて考える機会を本作で得たような気がします。
はらやんの映画徒然草
2012年11月24日

終の信託
主人公たちの想いを丹念に描くと共に、後半の取調べのシーンに圧倒されるような物語でした。検事の取調べはとても怖かったです(>_<)前半に一人の女性の人生が丁寧に描かれていただけに、その全てを打ち砕いてしまう後半の検事とのやり取りが強烈でした〜今回は、主演を演じた草刈民代さんの真っ直ぐな演技と、役所広司さんの迫真の演技、そして監督さんの意図に沿った脚本にやられた〜と思いました(^^ゞ上映後のティーチインも含めて、とても考えさせられた1本です。
とりあえず、コメントです
2012年11月13日

[映画][☆☆☆☆☆]「終の信託」感想
★★★ 前半から中盤にかけての展開がやや冗長で、正直蛇足と思える箇所が多々見受けられた。後半の草刈民代さん単純に演じる医師と、大沢たかお氏演じる検事とのやりとりは、非常にスリリング且つ緊張感溢れるよいモノだったのだが、二つの時間軸を交互に折り混ぜながら観せる等の演出もほしかったところ。少々淡白すぎる印象を受けてしまった。ストーリー自体は実に面白く、同時に、医療とはただ生命を存えるためだけのものなのか、そこに幸福はあるのか等、観る者に大きな疑問を投げかける作品であった。
流浪の狂人ブログ〜旅路より〜
2012年11月12日

終の信託
★★★ 本作は、監督の言によれば社会問題を扱った作品ではなく、らブ・ストリーだとのことで、そう思ってみれば、恋人にすげなく捨てられて自棄的になった主人公が、誠実な生き方をする患者に心を惹かれていって、遂には大変なことをしでかすに至る流れがうまく描き出されていると思いましたが、やはり「尊厳死/安楽死」の問題に拘りたくなってしまいます。
映画的・絵画的・音楽的
2012年11月9日

当事者同士は納得済でも・・・。『終の信託』
★★★★ 今回の映画の中で興味深かったのは、当事者と第三者からの目線の違い。この映画に描かれていた題材も結果だけを見てしまえば完全にアウトな事ですが、そこに辿り着くまでの過程を見る限りでは、私にとって完全にアウトとは言い切れない問題です。
水曜日のシネマ日記
2012年11月4日

映画「終の信託」感想
終末医療のあり方がテーマということもあり、今の医療現場の実態および尊厳死の問題、さらには尊厳死を巡る検察の認識および尋問手法などについて鋭く描いています。作品のテーマ自体は充分に見応えのあるものだったのですが、後半部分の折井綾乃と塚原透とのやり取りが結構重い上に鬱々な展開だったりするので、見る人によっては後半の展開にいささかウンザリすることもあるかもしれません。
タナウツネット雑記ブログ
2012年10月29日

終の信託
★★★ 何やらエロスと死をオーバーラップさせた演出を感じる。草刈民代はなぜか白い可愛い犬のような感じがした。
佐藤秀の徒然幻視録
2012年10月28日

終の信託
一番の見所は、死亡から3年も経過して告発されて被疑者と検事の対決シーンだ。検事はおのれの立てた筋書きにそって調書を取り逮捕しようとする。それに対して女性医師は、医学的見解や患者の家庭の事情や自分との関係を全力で訴える。その対決を聞いているとどちらが患者の命
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2012年10月28日

終の信託 : さぁ・家族会議だ!
★★★★ リビング・ウィルを主題にしリアリティーに重きを置いた作品で、とても重い空気感のあるものでした。重いテーマを扱う作品だからでしょう。医師や看護師が行う医療行為、患者の苦しみ方、めっちゃリアルに感じました。特に、喘息で苦しむ役所広司の演技は、目を背けたくなるほどです。大沢たかおの検事役もよかったなぁ。浅野忠信のだめっぷりもよかったですよ。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2012年10月28日

終の信託
医師と患者の愛と信頼関係を中心に、終末医療について、現行法下での検証、家族関係、過去の記憶、金銭的な現実問題など、たくさんのことを問いかける作品だ。この作品は、観る人1人1人が違う感想を持られると思う。考える機会をほんとうにたくさん与えてくれる作品。
悠雅的生活
2012年10月28日

終の信託
2時間22分という長い上映時間はあっという間に終了。むしろ、えっもう終わりなの?という感じです。
あーうぃ だにぇっと
2012年10月8日


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