アンジェラの灰:作品を観た感想(1)

『アンジェラの灰』を観たぞ〜!
大恐慌に陥った1930年代アイルランド リムリック。ダークな色合いで貧しさの根底を見せ付けられる描写に絶句の連続。それでもユーモアを忘れず、ささやかな出来事に一喜一憂し、成長していく少年の姿は逞しくもあり、どんな状況でも温かな希望が見出せる力強さを感じました。少年たちの成長過程のバカバカしい悪事の数々に笑い、意地悪だった叔母さんが借金してスーツを買ってくれる感動的なエピソードにジーンとしたり、雨ばかりで湿気が漂う暗く貧しい生活に、時折射す希望の光がまぶしく感じます。混迷を極める現代社会に生きる僕らに対しても、勇気をくれる映画でした。
おきらく楽天 映画生活
2009年5月31日

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