終着駅 トルストイ最後の旅:作品を観た感想(11)

「終着駅 トルストイ最後の旅」(THE LAST STATION)
★★★ それにしても、トルストイの晩年は、「悪妻ソフィヤ」に相当悩まされていたことがこの映画からうかがえる。ただ、危篤状態となったトルストイが、うなされながら「ソフィヤ!ソフィヤ!」と何度もつぶやき、駆けつけたソフィヤが懺悔するシーンは、真の夫婦愛といったものを感じさせてくれる。世界中に影響を与えた文豪、レフ・トルストイ。本作では、その偉大な文学者を題材にしていながら、ゴシップ的なことを描くことに終始しており、その人物像に肉迫できていないことは残念に思う。
シネマ・ワンダーランド
2011年6月22日

終着駅 トルストイ最後の旅/The Last Station(映画/DVD)
★★★★ クリストファー・プラマーとヘレン・ミレンの影に隠れがちですが、ジェームズ・マカヴォイも凄くイイ演技をしています。愛の深さについて考えさせられる素晴らしい作品。トルストイの死の淵で、トルストイの心を読むソフィヤの言葉に涙。ただ、やはり終盤までは苛々させられるかもしれません。ロシア語じゃなくて英語なのも気になるところです。私はそんなに知りませんが、トルストイについて多少なりとも知っておいた方が楽しめる作品だと思います。
映画を感じて考える
2011年2月23日

終着駅
★★★ 本年は、トルストイが亡くなってちょうど100年目ということで、ある意味で時宜にかなった映画公開と言えるのかもしれません。また、名声を得るまでの艱難辛苦を描き出すありきたりの伝記物とは違って、トルストイが功成り名を遂げた後の、死の間際の様子を描きだすものでした。妻ソフィアとの確執やトルストイの屋敷におけるコミューン活動などを含め、興味深いものがあります。なんといっても存在感がある妻ソフィアをヘレン・ミレンが演じています。トルストイに扮したのはクリストファー・プラマー、苦悩する姿をうまく演じていると思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年10月23日

終着駅 トルストイ最後の旅
やっぱり役者がいいですね〜。ヘレン・ミレンやクリストファー・プラマーの存在感はもちろんのこと、ポール・ジアマッティのちょっと策士的な雰囲気もぴったりでした。そして、純粋な青年ワレンチンを演じたジェームズ・マカヴォイのいい人ぶりは最高ですね。さすがはタムナスさんが似合うだけはあります。現状や自分の心の揺れに悩みながらも最期には愛を信じるようになるワレンチンの視線を、見ている者に素直に感じさせるものがありました。観終った時、運動にとっては悪女でも、トルストイにとってのソフィヤはやっぱり最愛の人だったのだなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2010年10月20日

『終着駅トルストイ最後の旅』(2009)/ドイツ・...
★★★ 妻は愛しているけど、理想との間で悩むトルストイ。理想郷はいいことだけど、家族を愛してくれているのか疑問に思うソフィア。ヘレン・ミレンはあれだけ鬼のような形相でも、ちゃんと伯爵夫人としての威厳は保っている。うまいです。クリストファー・プラマーも、「想いはあるけど身体が動かないトルストイ」という役どころをちゃんと演じ切っていました。ソフィアはごく当たり前のことをしただけで、それがたまたま文豪トルストイだっただけ。夫妻の密な愛を身近で感じたワレンチンは、自分も大事なものを見失わないようにしたいと思えたのではないでしょうか。
NiceOne!!
2010年10月1日

終着駅 トルストイ最後の旅
トルストイの妻・ソフィアは世界三大悪妻に数えられているそう。映画を観た感じでは、全然悪妻ではないなと感じた。彼女の立場に立てば、夫が得た財産は死後、遺族にいくのは当たり前だと思うし、それと夫の弟子たちが大層な御託をならべて放棄させようとしてるのを知ったら、そりゃ感情的にもなるでしょう。とは言え、喧嘩して仲違いしても50年以上連れ添ってきた歴史があるからなのか、なんだかんだ言ってもお互いがお互いを深い愛情で想っているのが伝わってきて、特に最期のシーンはそれが良く描かれていたなと感じた。それなりに見応えある内容で良かった。
だらだら無気力ブログ
2010年9月24日

「終着駅 トルストイ最後の旅」
ソフィヤを演じたヘレン・ミレンは"強い女"が実に似合う。エリザベス一世と二世役や[消されたヘッドライン]での鬼編集長。昨今の彼女が演じる女性は"強い女"ばかり。今回のソフィヤはその最たるもので迫力あり。トルストイ役のクリストファー・プラマーは60年代〜現在に至るまで50年間第一線で活躍するスゴい俳優。こんな人他にいないので驚く。レフ・トルストイも似合っていた。どこまでも純粋で良い青年…だからこそトルストイ夫妻に信頼されたワレンチンを演じるジェームズ・マカヴォイも適役。ラスト、駅舎の周りに集まった人々…トルストイの偉大さを改めて知った。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年9月23日

終着駅 トルストイ最後の旅
★★★★ クリストファー・プラマーの演技が素晴らしいのは、トルストイが己の理想とソフィアへの愛の間で揺れ動く葛藤、この振れ幅を序盤は大きく、しかし次第に自分の理想に傾倒していく様子を観ている側にはっきりと解らせてくれること。ヘレン・ミレンは夫に激怒しながらも一途な愛を貫く真っ直ぐな女性を力強く演じてきましたが、彼女自身はソフィアを悪妻だとは考えていないのではないでしょうか。少なくとも彼女の演技からは怒りの大きさ以上に夫に対する大きな愛情を感じました。エンドロールで実際のトルストイのモノクロ映像が…別な意味でも感心感動です。
LOVE Cinemas 調布
2010年9月14日

『終着駅 トルストイ最後の旅』
ソフィアはヒステリーの持ち主で、不和になやまされた文豪はなんと八十二歳にして家出を敢行。カネで揉めたのが理由らしいから、悲劇というより喜劇だ。ただ悪妻にも言い分はある。「戦争と平和」と「アンナ・カレーニナ」の二大傑作をものした作家は小説執筆に興をうしない、社会運動にのめりこんでゆく。その教義が「私有財産の否定」とくれば伯爵夫人も黙っていられない。作品は私たちの共有財産であるはず! ヘレン・ミレンとクリストファー・プラマーの名手による夫婦ゲンカはロシアの大地をふるわせる。そして老いた藝術家は人生というキャンバスに絵をかく。
そのスピードで
2010年9月11日

「終着駅〜トルストイ最後の旅〜」 終焉の時、あなたは…。
この映画を観る限りソフィヤって、そんなに"悪妻"ですかね?吾輩には家族を守ろうとする、ごく普通の女性に思えました。むしろトルストイの方が、偉くなりすぎちゃったばっかりに、常人では思いつかないような教義・思想を展開して、それに突き進もうとしたが為に、確執が生まれてしまったんじゃないでしょうか?何よりもソフィヤは、一途にトルストイのことを愛し続けていたんですから。少なくとも映画を観た感想として、吾輩はそう思いました。キャスティングも非常に豪華。主演のヘレン・ミレン&クリストファー・プラマーは何かオーラが違います!
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年9月6日

映画* 終着駅 トルストイ最後の旅
トルストイ主義者たちの口にする、理想とか人類愛とかいう思想に、ほとほと嫌気のさしているソフィ。人類全体とか、ロシアの国全体とか、そんな大きな図よりも、自分のことや家族のことを愛し、何よりも大切に思ってくれる夫を求めています。映画は、トルストイの晩年を描いたものとはいえ、妻のソフィの言動に目が釘付けになります。ヘレン・ミレンは、観客に「ソフィ=悪妻」のレッテルに疑問を抱かせ、彼女に対して気持ちを添わせるだけの、人間味溢れるかつ気品のある演技で、圧倒的な存在感を放っています。トルストイが、人生の終着駅で抱く愛は…?
有閑マダムは何を観ているのか?
2010年8月27日


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