ロープ 戦場の生命線:作品を観た感想(2)

ロープ 戦場の生命線
★★★★ 貴重なロープをめぐる物語だけでも最後まではらはら、ドキドキさせる一級サスペンス劇になっているのですが、面白いのはその5人が絡み合う会話劇なんですね。活動家に扮した5人が実に息の合った演技のアンサンブルを見せて言うことなし。「国境なき水と衛生管理団」というに相応しいこの国際的で、絶妙のキャスティングを実現させ、才気あふれる演出も見せたサスペンスの新鋭フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督にも拍手。痛烈な皮肉を込めたラストに用意された有名な反戦歌「花はどこへ行った」のマルレーネ・ディートリッヒ歌唱バージョンにひどく心を動かされました。
映画に夢中
2018年4月11日

ロープ/戦場の生命線
★★★ 何か知らないけれど、戦場における処女喪失の物語と思えなくもない。戦場なのにことのほか妙にエロい。死体も排泄も人間のあからさまな姿態であることには違いない。
佐藤秀の徒然幻視録
2018年2月11日

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