タクシードライバー:作品を観た感想(5)

「タクシードライバー」 1976年の憂鬱
★★★ ベトナム戦争を戦ったアメリカの当時のムードはやはり分かりにくい。その事実が人々の気持ちをどのように変えたのか、きっとその部分がこの映画を見る時の重要な要素だろうけど、今の世界では歴史になりかけている。現代の目でこの映画を見た時、満足できない日常へのいら立ちや、形の見えないもやもやしたもの。そんな誰もが多かれ少なかれ感じる想いは時が変わろうとそれ程変わらないんだと分かる。この皮肉なラストはウソだろと思いつつもなんかスッとした。何が良くて何が悪いかなんてそんなものは大都会の中ではひどく曖昧で滑稽だ。
soramove
2011年6月24日

午前十時の映画祭 「タクシードライバー」
本作のラストには様々な意見が飛び交っている。私は、あの部分は、トラビスが死んでゆく直前に見た夢ではないだろうかと考えている。あれこそ、彼が望んだ状態なのではなかろうか?英雄として賞賛され、ひとりのタクシードラーバーとして静かな平凡な日常をおくること、それが彼の希望であではなかろうか。この映画は蒸気の湯気の中から登場するタクシーから始まる。この部分は幻想的なシーンである。この映画全体がトラビスという男の幻想なのかも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2011年4月18日

タクシードライバー
★★★ ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。飛び出るシャキーン拳銃装置をせっせと作ってるのはピックリ。バッチリ練習してるし、一生懸命に身体を鍛えてる(笑) またまたここで流れる音楽がカッコ良かったりする。なんかシブイっす。後半バンバン撃ち殺しちゃうのはどうかと思うけどまぁ若いデ・ニーロを観るのもいいかも。驚いたのは13歳の娼婦役がジョディ・フォスターだったなんて!全然気づきませんでした〜。ん〜私はやはり、おっさんになったデ・ニーロが好きです(笑)
映画鑑賞☆日記・・・
2011年1月27日

タクシードライバー(TAXI DRIVER)
トラヴィスは、勤務態度は真面目ですが内面が非常に困った人です。いろんなことに不満を持ち、自分の力ではどうにもならないことに反発を示しています。次第に夜中の世界の乱れ具合に嫌悪感を増していく…。映画は、このような困った人の行動を淡々と追っていくと言う感じです。見てると、まあしかたが無いよね〜。と、あきらめが入った感覚になってしまうでしょうか‥。ラストは想像していたものとは違って、ふ〜んと言う感じでした。他に同様の映画を見ない様な気がするので、一度ご覧になられてはいかがでしょう? 以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2010年9月27日

「タクシードライバー」
★★★★ この映画は、屈折した心の持ち主である1人のタクシー運転手トラビスを通して、ベトナム戦争終焉直後の米国、大都市ニューヨークの孤独や狂気、暴力、退廃などを描き、米国暗部の病巣に肉迫した傑作だ。トラビスは密売人から銃を購入し、射撃の練習を行い、自室で体を鍛える。大統領候補の暗殺計画のためだ。しかし、計画は失敗に終わる。米国のもつ銃社会の問題点もオーバーラップする。結局、トラビスは少女娼婦を救出したことで時代のヒーローとして扱われる。
シネマ・ワンダーランド
2009年9月9日

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