白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々:作品を観た感想(5)

白バラの祈り
★★★★★ いや〜、よかったというか、感動した〜というか、衝撃的というか、見応え十分でした。この映画のすごいところは、ゾフィーはそんなに勇猛果敢でもなければ、鉄の女でもなく、普通のどこにでもいる女学生であり、そんな彼女が体験する恐怖と衝撃と絶望が生々しく観客に伝わってくる(感情移入さえ許されないほどのリアリティで描かれている)ということ。
いいな〜これ!
2006年9月24日

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
始めは頑なに無実を訴えるゾフィー。冷静で力強いゾフィーであったが、時々ひざの上の手の震えを必死でスカートを握り、本当は恐怖で押し殺されそうだったことがわかる。その心理的駆け引きの巧みさには目を見張るものがあった。 ゾフィーが一人、心の底から吼えるように叫ぶ迫真の演技に私は凍りついた。 何も語らず最期の抱擁をする3人。それはとても静かで厳かなシーンであるにも関わらず私の心は熱く、涙が止まらなかった。
腐ってもあやぽ
2006年2月26日

[白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々]どっち側の人間なのか
史実に基づいて作られた作品と言われる通り、当時の状況をほぼ忠実に描かれているのではないだろうか。 最初から最後まで緊張感漂う作品に仕上がっている。 ゲシュタポの尋問官も「司法テロ」と呼ばれる狂気の裁判長も、ゾフィーの前では最後は子どものように感情的にならざるを得なかった。 自らの思考を停止させ、ヒトラーの独裁国家に右倣えをした者たちと自らの意思で信念を貫いたゾフィーたちとの違いが一目瞭然だ。 この光景を見て、自分たちは、どちら側の人間と考えるのだろうか。
アロハ坊主の日がな一日
2006年2月11日

『白バラの祈り ゾフィー・ショル 最後の日々』
過去に撮られた2本の白バラ映画と比較するとこの作品は感情に訴えるだけでなく力強くスリリングなエンターテイメント性も兼ね備えていることが特徴。 冒頭で描かれるミュンヘン大学でのビラまきから連行されるまでの場面は観客をぐいぐいと物語にひきこんでいきます。 またモーア取調官の尋問場面のドラマも秀逸。 最初はビラ作成にはかかわっていないと徹底的に関与を否定するゾフィーはモーアの激しい口調と対照的にきっぱりと冷静に否定を続け、その様子には手に汗握るほど。
flicks review blog II
2006年2月2日

映画 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』
ドイツ人社会にとっての「裏の歴史免罪符」的な色合が強いのかなー、などと思って正直あまり期待していなかったのですが、いざ観てみると実はすばらしい作品でした。余計な先入観をもっていたのが恥ずかしいです。特に圧巻だったのが、ゾフィー・ショルとゲシュタポの取調官の対決です。 ゾフィー役の人、ゲシュタポ役の人、いずれも歴史精神が憑依したようなすごい熱演で、圧倒的に感銘を受けました。 これぞ映画の醍醐味というものですね。
帝国見聞録
2006年1月25日

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