かぐや姫の物語:作品を観た感想(24)

〔録画映画鑑賞〕かぐや姫の物語
★★★ 3時間という長い映画でしたが、かぐや姫ってこんなストーリーだったんだと改めて認識できました。最期にかぐや姫が月に帰っていくシーンは切なくもなり、原作を忠実に映像化できた作品だと思います。ただね、物語中盤から、あるものが気になって、ツボにはまり、内容が頭に入って行きません。女童!可愛くて、面白すぎて、もはやストーリーなんかどうでも良くなってきました。
ジャスターの部屋
2015年11月29日

映画「かぐや姫の物語」 姫の犯した罪とは何か?その罰とは何か?
かぐや姫がなぜ地球にやってきたのかは、まったくの謎なのです。この映画で、高畑勲監督は、この謎に答えを与えようとします。その結果、かぐや姫の心の変化が丁寧に描かれ、ついには、かぐや姫が、感情移入可能な、血の通った人物に感じられてきます。一見原作そのままのようにも見えるほどですが、なかなか深い試みです。普通のアニメと違って、背景とキャラクターが一体化し、一枚の絵が動くかのような表現は、膨大な手間がかかった画期的な表現だそうで、実に美しい!声の出演者も豪華。その中でも心に響くのは、かぐや姫の父親代わりの「翁」を演じる、これが遺作となった地井武男さん。
エンタメで行こう。
2015年5月19日

かぐや姫の物語
「竹取物語」ほとんどそのままのストーリーなのですね。素晴らしい作品で節々には感嘆すべきシーンもありますが、全体としてストーリー的な「面白み」は元ネタに沿っているのであまりなかった。その分見せ方に工夫していて、かぐやの心情に沿った線画が素晴らしかった。面白かったのは、翁の下では美しい少女の姿で、媼の下では「人間の赤ん坊」となるところと、「ヒメ、おいで!ヒメ、おいで!」と翁が泣きそうになりながら子供たちと掛け声競争してるところ、それに狂ったように都を逃げ出す妄想の疾走シーンはぞくりとしたねえ。深読みすればいくらでも深読みできる奥深い物語でした。
いやいやえん
2014年12月17日

かぐや姫の物語
★★★★ これはすごく好き。5人の貴族たちがそれぞれ、アプローチする場面はちょっと長過ぎる。哀しく美しい物語でした〜。
我想一個人映画美的女人blog
2014年1月14日

映画 かぐや姫の物語
映画の内容としては、良くできていました。最後のかぐや姫が月に帰るシーンは、面白い映像でした。
こみち
2014年1月3日

かぐや姫の物語
★★★★ いやー本当に見終わった後、ふーって息をつきました。水彩画のような映像が柔らかく、子供は愛くるしい、そして風や自然。。。先に声をとったからか、映像と声に違和感がありませんでしたね。音楽もすばらしかった〜さすが久石譲さんって思ったよ。地井武男さんの声がね〜泣けた。高畑監督のオレのこの映画を見よ!!って思うような映画だったな〜。
C’est joli〜ここちいい...
2013年12月23日

『かぐや姫の物語』 高畑勲監督
とても良かった。心から楽しめた。笑いあり涙あり、魅力的な細部に満ちた娯楽映画にちゃんとなっていた。それでいて、生きることの本質みたいなものまで考えさせてくれる、竹取物語の基本的な筋は変えずに、ここまで深い物語を描けるとは。日本のアニメーションの最高傑作の一つと思う。絵も良かった。この映画には砂漠で泉に出会った人のようにさわやかな喜びを感じた。特に疾走シーンの荒々しいタッチが良かった。不満というわけではないけど、物語もちょっと整理されすぎのような気もした。
本、映画、音楽
2013年12月22日

「かぐや姫の物語」:斬新な表現には瞠目だが・・・
ジブリの予告編は、いつも良い所を使いますね。 欲を言えばこういった過激なまでの表現を、もっと見たかったところです。まあそれは良いのですが、全体はそんなに面白いとも思えません。最後に月からやって来る迎えの使者軍団が「なるほど、こういう感じなんだ」って納得させる描写。特に久石譲の音楽が、やけに現代的、いや超時代的で明るくて、十分納得の極楽的な調べでした。
大江戸時夫の東京温度
2013年12月8日

かぐや姫の物語
なかなか見応えのあるアニメに仕立てられています。キャラクターと背景とが同一の水彩画風に描かれ、キャラクターはスケッチ画風の粗い線で描かれているのは、他のアニメでは余り見られない新鮮さがあります
映画的・絵画的・音楽的
2013年12月7日

「かぐや姫の物語」は人間の業の肯定の物語である
人間の業を描いた作品であるともいえる。本作を見て一番強く思ったのは、この作品のかぐや姫はなんてワガママで感情の強い女の子だということだ。この作品を語る上で、人物造形・作画設計:田辺修さんと美術:男鹿和雄さんは欠かせない。地井武男さん、高畑淳子さんなど、役者さんの演技も光る作品だった。宮崎駿監督と拮抗し続けた高畑勲監督による日本的物語の到達点。それが「かぐや姫の物語」なのだと思う。
失われた何か 
2013年12月2日

「かぐや姫の物語」 生命力のある線
本作はストーリーよりも、やはり高畑監督が問いかけるアニメーションとは何かという問いが重要ではないかと思います。手描きのタッチを非常に強く出したアニメーションに仕上がっています。
はらやんの映画徒然草
2013年12月1日

[映画][☆☆☆☆☆]「かぐや姫の物語」感想
★★★★ 観る者の心を惹きつけ、最上級のサティスファクションをもたらす事ができるとは、改めて「あの宮崎駿がどうしても勝てなかった男」高畑勲氏の圧倒的な才能と実力を思い知らされた。日本アニメ界最後の巨匠が世に放った新たなる指針であり、到達点であり、楔である。137分という長尺も、不思議なほど苦にならない。とにかく、未見の人は今すぐ映画館へ。この作品だけは、見逃してはならない。
流浪の狂人ブログ〜旅路より〜
2013年11月29日

かぐや姫の物語
ほとんど無駄なシーンがないほど完璧な映画になっていた。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2013年11月27日

かぐや姫の物語・・・・・評価額1800+円
★★★★★ アニメーション映画史を揺るがし、永遠に記憶されるべき傑作中の傑作である。映画が始まって間もなく、今は亡き名優・地井武男の命の火を燃やすような魂の演技に早くも涙腺が緩るむ。若き日の高畑勲の代表作「アルプスの少女ハイジ」を思わせる山里のシークエンスは、圧倒的なアニメーション技術の表現力もあって、正しく循環する生命の理想郷、日本人の心にあるハートランドの趣きを感じる。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2013年11月25日

かぐや姫の物語
水彩画のような独特の絵の迫力と生きることへの強烈な想いに圧倒されるような作品でした。竹取物語がこんなパワーを持つ作品になるとはビックリでした〜スクリーン全体から、生命への強い想いが伝わってくるようです。喜びも悲しみもその表情を強烈な印象と共に映し出していました。観終った時、これでは姫は月に帰りたくなかったろうなあと納得した1本です。
とりあえず、コメントです
2013年11月25日

かぐや姫の物語 : 全ての登場人物が傷つく哀しい物語
★★★★★ これは映画館で観てよかったと素直に思える作品となっていました。作品とか、そのようなレベルとは明らかに一線を画す作品となっていたのです。あえて言うなら、監督である高畑勲やスタッフの魂が込められた作品、といった印象を持ちました。あらすじも逸品でした。「かぐや姫の物語」は、アニメでありながら凄みを感じさせる映像が深く印象に残った作品となっております。宮崎駿の「風立ちぬ」とは大きく趣が異なりますが、こちらも素晴らしい作品であることに間違いありません。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年11月24日

和製アるプスの少女ハイジ。『かぐや姫の物語』
★★★★ 「和製アルプスの少女ハイジ」と言っても過言ではありません。本当に高畑勲監督の最後の映画なのだとヒシヒシと実感してしまいました。
水曜日のシネマ日記
2013年11月24日

かぐや姫の物語
★★★ かぐや姫が桜の満開に踊るシーンはなぜか「おおかみこどもの雨と雪」でおおかみ親子が雪上で思い切り戯れるシーンを思い出す。地上での情愛、憎悪など無縁の清浄な世界=月と汚れた世界の地上を防護服の様な天の羽衣で防御できるのもSF的だ。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年11月23日

かぐや姫の物語
★★★★★ 存在するだけで他者に影響を及ぼし合う人間の原罪を、ときにユーモラスに、ときに厳しく描き込み、そのアンチテーゼのような無我の境地、月の世界(宇宙(黄泉?))を神々しく登場させ、果ては2つの世界を歌を架け橋に繋ぐ壮大な世界感が見事。地井武男と宮本信子が伝える翁と媼の懐の大きな人情も素晴らしい。特筆すべきは映像の完成度。
Akira's VOICE
2013年11月23日

劇場鑑賞「かぐや姫の物語」
まんま「竹取物語」でした。賛否両論分かれそうな作画は、水彩画のようで、とても美しかった。風景の画は、デフォルメチックながらも、植物や動物の特徴を上手く捉えており、一目見て、なんの植物なのか判るような感じ。演出が上手いと感心。本来は「竹取物語」は第三者視点で描かれているが、今作はタイトル通り、かぐや姫視点で描かれている。生まれてきたこと、生きることについて考えさせられ、いろいろと奥が深い作品に仕上がっていました。そうそう、エンディング曲がテーマにぴったりで、しばらく余韻が残る♪
日々“是”精進!
2013年11月23日

『かぐや姫の物語』 高畑勲の「罪と罰」とは?
美しい絵巻物を紐解くようにはじまる。墨と筆で描いたような人物、動物、風景と、淡い彩色が織りなす映像は、あたかも鳥獣人物戯画が動き出したかのようだ。はやりすたりから解放された本作に込められたのは、百年経っても千年経っても変わることのない人の心であり、百年経っても千年経っても変わらない面白さだ。
映画のブログ
2013年11月23日

かぐや姫の物語
お話の軸は、ほぼ竹取物語で、それに若干近所の子とか付け足しているのかなーという感じです。今回の絵は、モヤっとした感じの絵であんまりスキじゃありませんでした。唄はどれもステキなんですけどねー。
うろうろ日記
2013年11月21日

かぐや姫の物語
観た結果・・・・号泣でした。絵も美しかったです。ストーリーは昔話の「かぐや姫」がそのまんまですが、より丁寧で姫も人間味溢れていました。月に帰るシーンは涙無くしては見れませんね。主題歌の「いのちの記憶」は、エンドロールに活きますね〜。さらに涙があふれました。
はるみのひとり言
2013年11月10日

かぐや姫の物語
観てみたら、驚くほどに原作に忠実。これまで、何のために姫が地上で暮らし、何がどうだから月へ帰るのか、ほとんど知らされていなかった。高畑監督は、そこにご自身の解釈を盛り込み、姫の心情をとても丁寧に描き出している。この作品の魅力の1つは、ヒロインの心情の描写なのだが、それを特に印象深くさせるのが、詳細に丁寧に描き込まない絵であろう。エンドクレジットで知った、声優陣の豪華な顔ぶれ。
悠雅的生活
2013年11月9日


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