ようこそ、アムステルダム国立美術館へ:作品を観た感想(5)

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
.★★★★ 公共建築物の建設工事にまつわる問題や美術館の裏側などが伺われて興味が尽きません。途中で、このリニューアルを強力に推進してきた館長ドナルド・デ・レーウ氏が辞任してしまいます。映画からは、様々の出来事に翻弄されているという印象を受けますが、周囲の人々の話からは、自分の思う方向に何事も引っ張っていこうとする剛腕の持ち主でもあるようです。この人物が館長だったから工事がこんなに遅延してしまったのか、リニューアルの全体像がここまで漕ぎつけたのも彼の手腕だというのか、いずれが正解かは、しばらくしなくては評価を下せないでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2010年9月22日

「ようこそ、アムステルダム美術館へ」
建物のど真ん中を通路が貫き通り抜けが出来る。美術館閉鎖の間、通り抜けが出来ない市民たちは生活に支障が出ると猛反対する。オランダ人に振り回されるスペイン人建築家たち。とどめは官僚たちと美術館の戦い。ドキュメンタリーならではの臨場感たっぷりの展開がとても興味深くて面白い。ドキュメンタリー映画ってあまり観ないのだが、これでは多いに笑わせてもらい楽しかった。新美術館建設のためてんやわんやになる人々の姿が気の毒なほど可笑しいのだ。修復家による名画の修復シーンもとても見応えがあった。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年9月13日

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』
.★★★★ これは完全なドキュメンタリーなのですが、起こっていることが、ドラマにしか見えない。それほど二転三転していきます。公共財としての美術品が公開されないことのストレス。それは、美術品そのものだけではなく、それを管理しないといけないプレッシャー、それに触れることができない無念、それらのいずれもにも該当している。公開されない期間が長引く理由が、いささか自分たちよりの意見を主張したことだったり、対応のまずさであるならば、もはやこれ以上繰り返してはいけないようにも感じる。倉庫に眠っている、せっかくの数々の傑作が泣いている。
NiceOne!!
2010年9月2日

ウケ・ホーヘンダイク監督 「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」
ドキュメンタリーです。リアル現実。人間って滑稽!いやぁ〜民主主義だから自由にモノが言えるけど、みんなが好き勝手に言ってると事は成り立たないンだなぁ〜って事を痛切に感じた。オランダじゃ、自転車の方が歩行者より上?イタリアの建築家二人もこの結果に振り回され、ぼやきます。頑張った仕事を思わぬところから否定されたら誰だって怒る。だいたい、こんな風に改装工事が進まない原因、美術館館長の指導力になんか問題ありそうに見えたけど。倉庫に眠ったままの美術品。展示にむけて頑張ってる美術館スタッフ。早く陽の目を見れると良いなぁ〜思いました。
映画と読書とタバコは止めないぞ!
2010年8月28日

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
.★★★★ 2004年から大規模な改装工事に入るものの、様々な難問が立ち塞がり、結果2010年8月現在は工事が中断している。ウケ・ホーヘンダイク監督の4年以上にわたる密着取材で関わる大勢の人間の悲喜こもごもを映し出したドキュメンタリー。ひたすら主張しまくる人、オープンを待ちきれずに辞める人、暇そうにしている工事の人、我関せずで自分の仕事に没頭する人…。様々な人間ドラマ、人間模様がそこにはあり、それが全て現実なのだというところ、正に「事実は小説より奇なり」を地で行く面白さです。
LOVE Cinemas 調布
2010年8月24日


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