嗤う分身:作品を観た感想(11)

『嗤う分身』  「本当の自分はこんなんじゃない」という叫び
どの時代のどこの国なのかもわからない世界観が魅力的な作品だった。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2015年7月25日

『嗤う分身』('14初鑑賞77・劇場)
★★★ 世にも奇妙な物語。お話は、不条理劇というか・・・つまり、正直なところ なんだかよくわからない。雰囲気を楽しむ?作品なのかもしれませんが、この作品の雰囲気は苦手であります。でもドストエフスキーの原作には興味が湧いた。
みはいる・BのB
2014年11月25日

「嗤う分身」
★★★★ 本作は、はっきりドッペルゲンガーを描いた作品になっている面白いのは、その独特の世界観である。悪夢的かつレロトチックで退嬰的なムードが、ドッペルゲンガーという、まさに悪夢のような存在の登場に、うまくマッチしている。不思議で難解ではあるが、奇妙な魅力を持った佳作である。“自分”とは何なのか、を問いかけた、異色の青春映画として評価したい。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2014年11月18日

映画・嗤う分身
アイゼンバーグによる暗いサイモンと明るいジェームスの演じ分けが素晴らしいです。映画全体が『夜』『閉じられた世界』で、会社も地下鉄もサイモンやハナが暮らすアパートも暗く、この映画はどこに向かうだろうか、観客を捉えて離さない雰囲気で占められています。ダークな分身に押しつぶされていくサイモンの様はリアル現代社会そのものでした。
読書と映画とガーデニング
2014年11月15日

嗤う分身 (2013)
「もうひとりの自分」が現れるという設定は、孤独を恐れる主人公サイモンの空想の産物か?答えを見る側に提示せず、不可解な出来事の連続に、観る側はこの物語をどう捉えるのか。好き嫌いが分かれそうな作品ですけど、私的には嫌いではありませんでした。サイモンが想いを寄せる女性ハナ(ミア・ワシコウスカ)の存在も、この作品のミステリアス感を盛り立てているように感じました。衣装や小道具に頼らず、サイモンとジェームズを演じ分けたジェシー・アイゼンバーグの好演も光っていましたね。デヴィッド・リンチを思い起こさせる不可思議な作風は、私的にはちょっと懐かしかったですね。こういう訳わかんない系の映画、好きですよ。
ジュライシネマログ
2014年11月11日

嗤う分身〜回帰分析的ハッピーエンド
★★★★ 「裏窓」似のシーンは、サイモンが向かい側のアパートに会社の同僚ハナ(ミア・ワシコウスカ)を望遠鏡で覗き見していること。
佐藤秀の徒然幻視録
2014年11月10日

嗤う分身
途中幾度かオチたりを繰り返しながら何とか必死こいてついて行ったってぇところ。何とかついて行けたのもヒッチ先生の「裏窓」を想起させるシチュエーションと敬愛する映画監督のひとりであるA・カウリスマキ監督が得意とする「上を向いて歩こう」と挿入曲に日本の歌謡曲の多用する音楽センス(クレジット時はなぜか韓国だか中国の曲)をはじめとする独特の空気感のおかげ。てっとり早く映像でが劇場に足を運んだ理由は、M・ワシコウスカが出てるというのがホントのところ。彼女は、気になる娘といった普通感がすっげぇ好き。
風情♪の不安多事な冒険 Part.5
2014年11月9日

【TIFF_2013】『ザ・ダブル/分身』 (2013) / イギリス
★★★ ジェシーくんの、二重人格というか2人の人物の使い分けが見事。区分けをつけるためにもフルカラーではない画面がふさわしい。近未来的設定とあったけど、1960年代あたりを意識させているような映像は、完全なモノクロでもなくセピアを中心とした色彩によるものだろう。わざと薄暗く古めかしくした舞台に分身劇は合う。全てにおいてよく練られ、美しく仕組まれた本作。映像と音のコラボを狙っても、意味から連想させるイメージまでもが全て映画なのだということを心底感じる作品だった。
Nice One!! @goo
2014年11月9日

嗤う分身
★★ 万人にはすすめ難い。訳の分からない映画です。(笑)
あーうぃ だにぇっと
2014年11月8日

「ザ・ダブル/分身」(東京国際映画祭2013)
生理的にツライ作品。自分を乗っ取られていく、自己の消滅感も落ち込みに拍車をかけるが、恐らくこのような不快感は、全編を取り巻く効果音のせいなのではないかと思う。
ここなつ映画レビュー
2014年10月30日

嗤う分身・・・・・評価額1650円
★★★ くすんだ色調と、光と影の極端なコントラストが独特なレトロモダン都市に、なぜか坂本九やジャッキー吉川とブルー・コメッツなどの昭和歌謡が響き渡る、シュールな世界観もインパクトあり。ミア・ワシコウスカが演じるヒロインも、メランコリックなムードを漂わせて魅力的だ。陰鬱で皮肉っぽくて可笑しい、これぞ正しく英国映画である。とぼけたユーモアを感じさせながら、二つの人格を完璧に演じ分けるジェシー・アイゼンバーグが素晴らしい。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2014年10月22日


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