獄に咲く花:作品を観た感想(1)

『獄(ひとや)に咲く花』(2009)/日本
★★★★ 寅次郎(=松陰)と出会ってからの久は、彼の破天荒な言動に驚きつつも、人間を尊重していく前向きな姿勢に惹かれていった。混沌とした時代に、彼なら何かしてくれるに違いないと思わせる思想。多くの幕末の志士たちの先駆けとなった松陰の原点を感じるにふさわしい場面が続く。寅次郎と久との会話には、思慕を感じさせる言葉が多く出てくる。互いに読みあった句にも現れている心遣いが、想いの深さを伺わせている。少し道徳っぽかったり、CGなどに不要なものも感じるが、松陰の恋に焦点を当て、2人の切ない心を描くという点では成功している。
NiceOne!!
2010年4月25日

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