いけちゃんとぼく:作品を観た感想(18)

いけちゃんとぼく(2009)
★★★ ヨシオは本当に人生を全うして死んだのかどうか、実はよく分からない。分かっていることは長門は戦闘不能にされ、大和も撃沈されているということだ。ミサエって結局父の妻美津子じゃなかろうか。みき、みさこ、ミサエ、美津子とみんな「み」で始まる。この4人は現実には全員同一人物なのかもしれない。とすると、茂幸もヨシオも同一人物で、同じように溺れ死んだということになる。ヨシオが死んで執り行われる葬式は茂幸の葬式と変わらない。その秘密を知っているのはいけちゃんだけなのかもしれない。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年9月1日

「いけちゃんとぼく」 ずっと側にいるよ、ずっと側にいたいよ
ヨシオはいじめっ子にいじめられていました。でもヨシオも決していい子というわけでもありません。そんな自分がイヤになっちゃたりもします。ヨシオにはずっとそばにいけちゃんがいてくれて、強いところも弱いところもいじわるなところも優しいところも、全部ぜんぶ受け入れてくれたから、ヨシオはがんばれたんだよね。晩年のヨシオといけちゃん。ほんのちょっとしか暮らせなかったけれど、二人は互いに支え、支えられた幸せな時を過ごせたのだろうなというのが伝わってきました。ずっと側にいるよ。ずっと側にいたいよ。とっても幸せだったのだろうな。
はらやんの映画徒然草
2010年2月22日

『いけちゃんとぼく』 (2009)
これってラヴストーリーだったんですね。気が付くと、前半のあれこれが合点のいくことばかり。次から次へと起こる出来事が、少年視点だったり、大人視点だったりと、演出の土台が不安定で、微妙に揺れていたことにも納得がいく。この映画の少年と大人の女性の間の「行ったり来たり感」が、やけに心地よくていいんだよね。でも、やっぱり最後は男は負けちゃうんだけれど…。まっ、少年を温かく見守り、導く「年上の女」って作品なのかもね。そう、一途な女性のラブ・ストーリー。
よーじっくのここちいい空間
2010年2月20日

「いけちゃんとぼく 」誰でもかつては“いけちゃん”と話していた
★★★ 子供が遊んでいる所を見ると、ひとりでオモチャで誰かに話しかけながら時間も忘れて遊んでいる、そんな時誰にも"いけちゃん"はいたのかもしれない。また声を蒼井優のポワーンとした何とも言えないゆるい調子が良いのだ。だから"いけちゃん"の正体がなんとなく分かってきて別れが近づいてくると鼻の奥のほうがツンとした。永遠に続くものはないとなんか画面が言っている。結構良い映画を見たなと思いながら劇場を出た。
soramove
2009年7月14日

「いけちゃんとぼく」
僕はこの映画を観ながらいけちゃんは少年の自我が生み出した想像上の存在なのかと考えていた。だからこそ何だかよく分からない曖昧な存在であり、最後まで説明しない方が観終った観客があれやこれやと考えられていいと思った。しかし、最後にいけちゃんの存在が何かを説明されて、ちょっと違和感を覚えた。こんな謎解きは不必要だったと思え、それが無理やりラブストーリーに仕立てられたような居心地の悪さを感じてしまった。
古今東西座
2009年7月1日

「いけちゃんとぼく」
どういうわけか映画が始まってすぐに正体をばらしている。もちろん、それがわかっていていも盛り上がればいいのだが、そうでもない。前半はあまり良くなくて、ダメかと思いきや、意外に後半に持ち直してくる珍しい映画。何よりも凄いのがいけちゃんの声を担当している蒼井優の声優ぶり。彼女の底知れぬ才能を思い知らされた。泣ける要素はあるものの、演出がうまくないので大変惜しいものになっているのが残念!
みんなシネマいいのに!
2009年6月28日

[『いけちゃんとぼく』
★★★ よしおのイジメシーンは、オチの印象と感動を高めるために演出されたものだと思うが、そんなに何度も繰り返さなくてもいいような…。せっかくよしおを静かに見守り、未完成で不安定な心を癒してくれるのがいけちゃんなのだから。そして観ているほうによしおと同じ"心"をくれるのがいけちゃんなのに。原作の膨らませ方がちょっと甘かった気もするが、いけちゃんの声を吹替えた蒼井優チャンの声と、いけちゃんのCGに癒される。
京の昼寝〜♪
2009年6月26日

【いけちゃんとぼく】
昔少年だった大人が見るといい!とか感動する!とか聞いたのですが、私は小学生くらいの子供が見るのにピッタリなのかな〜って思いました。すごく真っ直ぐなよしおを見てたくさんの勇気をもらって欲しい!プヨンプヨンとしたいつもよしおの隣にいるいけちゃんが可愛かった〜。蒼井優ちゃんの声が、最初違和感あるような気がしたのですが、徐々にこれしかない!ってくらいいけちゃんに思えてきた♪いけちゃん私も欲しい!!
日々のつぶやき
2009年6月26日

*いけちゃんとぼく*
けっこうツボでした。前半、主人公よしおクンの厳しい毎日が描かれます。でも救いは"いけちゃん" いつもよしおクンに寄り添っていて、悩みを聞いてくれたり、助けてくれたり…。ようやくその声の主が優ちゃんであることに気づきました。その姿なき優ちゃんの"演技"がものすごーく光ってくるのです。子供から大人になるときってけっこう大変な時期です。そんなとき、誰にでもこんな"いけちゃん"がいてくれたらいいですね。
Cartouche
2009年6月25日

いけちゃんとぼく
関西弁のセリフがあまりにもたどたどしくて演技がぎこちないともさかりえ以外は、全体的にファンタジーで大人になると失うもの〜のような感じで割りと良いムード。少年から大人へ変わるのがちょっぴり他人よりも早いとか、戦艦長門のうんちくとかは結構良かった。微妙な年頃の楽しかった事がわ〜っと湧き出したようで面白かったし、滑舌の良い渡辺美里の日本語がはっきりとした歌声も久しぶりに聞いて良かった。
映画君の毎日
2009年6月24日

いけちゃんとぼく
★★★★ 涙が止まらなかったです。それも何だか凄く温かい涙でした。別に一気に感動が来たというわけでもなく、観ていて気が付いたら自然と涙がこぼれてるのに気が付いたという感じ。"いけちゃん"という存在、CGでしか描けない訳でチープになってしまうんじゃないか、観る前はそう思っていたのですが全くの杞憂でした。一にも二にも蒼井優!彼女だからこそ"いけちゃん"に優しさや温もりをが宿ったのだと言っても良いでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2009年6月23日

[映画]いけちゃんとぼく〜絵本と映画だけでは語られたくない
この映画は原作の絵本だけを映画化したのではないということだろう。この映画には20年読んできた俺が知ってる西原理恵子の、一番伝えたがっているであろうことが描かれている。だからこの本が彼女の魂の叫びだということが分かってる。
NOW HERE
2009年6月22日

いけちゃんとぼく
リアリテイが全くないのに、リアリティのある映画。子どもの頃は何も考えずにただ毎日を過ごしていたけど、少しづついろんな事に一人で立ち向かっていかなければならない。ヨシオはいろんな不条理を経験することによって、矛盾を経験し、すこしづつ大人になっていく。自分は今までいろんなことから逃げて、誰かに守られてきたから、ヨシオのように大人になっていないと思った。思い通りにならない人生だけど、どうにか生きなきゃね。
simple life
2009年6月21日

いけちゃんとぼく
少年の成長を描いた青春物と見せかけて、実はラブ物だったとは。いけちゃんのCGがしょぼかったけどそれなりに観れました。あの時分は近所の年上の清楚なお姉さんに憧れて、そのお姉さんが自分が思ってた姿と違ってた時のショックは凄くわかる。ヨシオの気持ちがすっごいよくわかる。いけちゃんの声が蒼井優だってのがエンドロールまで気がつきませんでした。[鉄コン筋クリート]のシロとはまた違った感じで、良かったです。
だらだら無気力ブログ
2009年6月20日

試写会「いけちゃんとぼく」
たしかに、ホロリとさせる展開ではあるのですが、何か全体を通して観ると、非常にまどろっこしい感じ。子供の頃を思い出す作品ではあるけど、ちょっと子供のケンカのシーンがやたら多いこと、さらには、虫への残酷シーンが〜!! さすがにあれはやり過ぎ。引いた↓ 数々の名台詞を残しつつ…これは"ラブストーリー"であることを痛感させられる。素敵な恋の物語かも♪とりあえず、いろいろな世代の方が見ても楽しめると思う。
日々“是”精進!
2009年6月17日

いけちゃんとぼく
いけちゃんが意外に表情豊かでキュートでした〜。少年が大きく成長したひと夏の出来事を子ども特有のリアルな雰囲気で描いている。一昔前の懐かしい暮らしの中で、生き生きとした小学生の生活が映し出されていました。深澤嵐くんは演技が上手くなりましたね。いけちゃんの声を演じた蒼井優さんが本当にぴったり!最初からいけちゃんの正体は分かるようなシーンから始まるのですけど、分かっていても観ていてやっぱり切なかったです。
とりあえず、こメントです
2009年6月15日

映画 「いけちゃんとぼく」
不思議な映画でした。王道の予定調和路線をサラリと微妙にかわすストーリー。イジメ問題を克服するヨシオの成長物語に見せて、実はヨシオと"いけちゃん"の出会いと別れの物語です。どんな時も優しくヨシオを見つめる"いけちゃん"の視線は、母性ともいうべき愛情に溢れています。声優・蒼井優ちゃんの声は心地よく響いてとても良かったです。登場人物のキャラ設定もありがちなようで一味ヒネリがありました。特にイイのは"きょうちゃん"。
ようこそMr.G
2009年6月9日

いけちゃんとぼく
謎の生き物"いけちゃん"の目を通して、少年が成長していく過程を描いた作品。この"いけちゃん"が誰なのかが最後まで判らない様に演出して欲しかった。いくつものエピソードを通して、少年の成長が見事に描かれています。そこそこ笑いもあるし、親子で楽しめる映画です。素晴らしかったのは"いけちゃん"の声優を演じた蒼井優ですね。彼女の実力を再認識しました。京ちゃん役の少年が良い味出していたなぁ♪
アートの片隅で
2009年6月6日


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