映画は映画だ:作品を観た感想(10)

映画「映画は映画だ」
一人は暴力的で高慢なイケメン俳優。もう一人は俳優に憧れを持つイケメンヤクザ。表社会での生活で天狗になっていた男と、裏社会での生活に疲れていた男。互いの存在意義を「映画という舞台」を触媒にしてぶつけ合わせる。ひっくり返しては逆にひっくり返され。ヤクザは所詮ヤクザだ。俳優は所詮俳優だ。この2人の対決構造、そしてアクションが超面白い!その結末が気になる、気になる。そしてクサい!クサ過ぎる!!ぶっとび韓流物語を経た後に...映画は、映画だ!ってなる訳。いいね、ベタだけどいい。
おそらく見聞録
2009年10月11日

mini review 09398「映画は映画だ」
★★★ スタとガンペのそれぞれの人生が、映画のセッションを通じて撮影外でも交差していく。その境界が曖昧になっていく。映画の中での泥だらけのガチンコ対決を終えた後で「撮影(虚構)」が終わったガンベは「現実」世界の決着をつけにいくことになる。そのガンペの酷い「現実」を目撃するスタ。そして作品は、本当のラストを迎えることになる。閉じられた幕が、現実のスクリーンの閉じられた幕と二重化する。その瞬間、あらためて気づく。これは、映画に対するメタ映画なのだ、と。
サーカスな日々
2009年10月1日

「映画は映画だ」と「キャラメル」は黒澤が「「トラ・トラ・トラ...
観客にとっては嘘だと判っていながら、そこにリアルさを要求する映画作りとは、一体何なのか? [映画は映画だ]のテーマは、そこにあり、「演技とは苦労を知らない奴が人のマネをすること」であるなら、「苦労を知った人間に演技以上のものを表現させよう」としたのが[キャラメル]ではなかろうか。
映画と出会う・世界が変わる
2009年7月30日

短い人生ムダにするな。 「映画は映画だ」
とにかく渋かったです、ソ・ジソブ!ガンペからみたスタの演技はペラいんです。自分ホンモノのヤクザですから迫力が違う。おまけに映画好きだから妥協ができない。何か大切なものが欠けているという意味において似たもの同士で、実はとてもいい人で、つかの間分かり合えた瞬間もあったのに…。ひとときでもいい、別の人生を歩けた。ヤクザ役でもいい、「映画俳優」としての自分がそこにいた。いや、それにしても格好よかった。ラストの二人の顔の対比に涙ぐんでしまいました。
ペパーミントの魔術師
2009年7月22日

映画は映画だ 映画のリアルとは?
この映画の中でヤクザが言い放つ「演技とは苦労を知らない奴が人のマネをすること」というセリフには非常に考えさせるものがある。映画は現実と非現実の間で作られるもの。そこには境界線が明確にあるわけではない。監督も俳優も、そのようにリアルを求めて映画を作っても、観客はそのリアルさを高く評価しても、それが「本物ではない」ということを承知している。この映画のラストは、作られたリアルに対する痛烈な一撃なのかも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2009年7月21日

「映画は映画だ」vs.「フロスト×ニクソン」
人気スター二人を共演させて娯楽映画として成立させたその手腕は見事であると思う。次回作が楽しみである。この俳優とヤクザの二人の主人公は、結局は同じ人間である、たまたま住む世界が違うだけという安易な結末にしなかったのは良かった。
映画と出会う・世界が変わる
2009年7月20日

「映画は映画だ」は「チェイサー」と並ぶ今年の韓国映画の衝撃作...
「俳優になりたいヤクザ」と「ヤクザのように気性の荒い俳優」が出会い、共に映画に共演することになる。ヤクザは「演技とは苦労を知らないヤツが、人の真似をすること」と言い放つ。このセリフは、テーマに深く関わるもの。衣装に俳優は白、ヤクザは黒で統一され、決闘では二人とも泥まみれ、服装の色はわからなくなる。二人の異なる人間が同化するということを表現するこのシーンは重要。これに続くラストのエピソードは衝撃的。
映画と出会う・世界が変わる
2009年7月19日

「映画は映画だ」なれたかもしれない別の人生に泣く
★★★★ この映画のラストには満足。スター俳優が自分のプライドと現実の間でもがく様子を描きながら実はこの映画の主役はヤクザのガンペ、なれたかもしれない別の人生を映画で演じながらも彼は自分の生き様を変えられない泣けるシーンだ。とはいえ、切ないラストまでの「泣き」の溜めがもうひとつで傑作とまではいかなかったな、それでも久々に熱い韓国映画に出会えてまだまだ捨てたもんじゃないと…。
soramove
2009年3月31日

映画は映画だ
★★★★ 評判通り見応えある作品です。私は男ですが主演の2人の目力に魅せられてしまいました。撮影が進むにつれてスタとガンペの距離は徐々に縮まっていきます。これは劇中の台詞にもありましたが、お互いに似たもの同士相通ずるものがあったのでしょう。圧巻だったのがそのクランクアップのシーン。しかし…韓国人俳優は演技の基本がしっかりしています。そしてカッコイイ!
LOVE Cinemas 調布
2009年3月25日

映画製作のストックオプション 「映画は映画だ」
血の気の多い映画俳優と、 別人になってみたかったヤクザ・・・この二人の睨み合い、 あるいは友情を描く、 なかなかいい線いってる映画だ。が、 注目したいのはこの映画が新しい製作システムを取っていること。 映画が当たれば配当を受ける出世払いシステム。 作品との関わりは出演者の枠を越え、 自らの演技が結果に結びつくわけだ。 いかなる展開を見せるか、 見守ってみたい作品だ。
シネマ走り書き
2009年3月6日


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