隠し剣 鬼の爪:作品を観た感想(6)

『隠し剣 鬼の爪』2004年日本
親友の謀反で起こった藩内の騒動に巻き込まれながらも、かつて自らに仕えていた百姓の娘との身分違いの恋に心を揺らされる「片桐宗蔵」役を、「永瀬正敏」が好演していましたね。秘剣“鬼の爪”は凄かったなぁー。
じゅうのblog
2022年2月1日

隠し剣 鬼の爪
映画全体がしっかりと、しっとりとまとまっています。ミックスされた作品でも違和感がありません。きえとの関係、妹夫婦や狭間弥一郎との関係など人と人のつながりもしっかりと描かれている。狭間の妻の哀れさも。永瀬正敏さんも合っていたように思います、不器用な宗蔵の実直さが素直に伝わってくる。下級武士の質素な暮らしぶりもきちんと描かれているのが好感が持てます。文章では読むものの「鬼の爪」とはどのようなものかも作品の中でとくと見させていただきました。「隠し剣」といわれる秘剣だからこそのアンバランスさがいいですね。一瞬、ですがそれが非常に良いのです。
いやいやえん
2010年12月17日

『隠し剣 鬼の爪』は極上のスパイス
「あわきこと、水のごとし」「ほめているのですか? それとも、けなしているのですか?」「ほめているんだ」「へえぇ……」「えらくこざっぱりしているし、派手さもない。でも、退屈はしない。どこかに『品の良さ』のようなものがある」「京料理みたいなものですね」「良いことを言う。味を楽しむのではなく、香りを楽しむんだ。映画の言葉に置き換えると、チャンバラを楽しむのではなく、雰囲気を楽しむんだ。本当に京料理のような映画でね、ひょっとしたら『隠し剣 鬼の爪』の『鬼の爪』ってのは、スパイスの一種かもしれないよ。『鷹の爪』のような」「またまたぁ、旦那さま...
よみびとしらずのヨミズム
2004年11月18日

隠し剣鬼の爪
我々の生活には西洋が溢れている。確かに便利だし快適だから人々に受け入れられたわけだが、DNAにしかけでもあるんだろうか、時々和風に身をゆだねてみたくなることがオレはある。この作品は派手なところはない。人情でとったダシ汁にゴボウと豆腐、少々の大根役者を入れて煮込み、それを長年培った味噌でまとめた。殺陣のネギは薬味程度。 日本人なら飲んだ後「ふぅ〜っ」ため息がでるほど落ち着いた味に仕上がっていると思う。
今日のエンドロール
2004年11月4日

映画: 隠し剣、鬼の爪
基本的に「キエとの愛の物語」「狭間との剣の物語」と二つのストーリーが展開されます。それぞれのストーリーは良いのですが、このふたつが互いにほとんど絡んでないので、複雑なプロットの好きな私には少々物足りなく感じたようです。
Pocket Warmer
2004年11月2日

「隠し剣 鬼の爪」
思わずう〜んとうなってしまうくらい重厚な映画です。人間ドラマとしてまったく非のうちどころがないですね、さすがは御大山田洋次監督です。 テレビ時代劇にありがちな現代的な匂いのする時代劇ではなくて、しっかりと幕末の匂いがする時代劇です。一流の役者がそろって皆素晴らしく、なんだかそれだけでも感動してしまいました。 舞台やプロットなどは前作の「たそがれ清兵衛」と似ているところがあるので、そちらを観てうなった方には文句なくオススメできます。
とにかく新作映画を観て紹介する人...
2004年10月31日


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