フレイルティー/妄執:作品を観た感想(2)

Family Business
フェントンのフィルターを通して親子の物語を眺めると、狂った父親に翻弄された少年の姿を見ることができる。アダムのフィルターを通して見たら、何が浮かび上がるだろう?私たち観客はそれを目の当たりにすることになる。語られる事柄に変化はない。物語に登場する舞台も人物もアイテムも同じだが、これらに付与される意味が変わる。殺人は悪魔退治に、被害者は悪魔に、凶器は神より賜った"魔法の武器"に。狂人の戯言と斥けられない自分に気付く。何が本当で何が嘘なのか、後生大事に抱える常識を疑ってみる。
MESCALINE DRIVE
2009年7月17日

フレイルティー/妄執 (2001)
★★★★ 低予算なのに脚本が良いとここまで魅せる事ができると言う非常に良い例の作品です。少年時代のフェントン兄ちゃんとアダム弟くんの演技がいいです。逃げ出したいけど弟を置いて逃げれない。フェントンの苦悩の表情が素晴しい。監督でありお父さん役のビル・パクストンも良い味出してます。お兄ちゃん目線で見てるお父さんは完全にイッチャってますから(笑) さすがに最後の最後までは読みきれなかったので、オチがキレイについた時の爽快感はやっぱり気持ちがイイもんですね。
カタヤマ 無断でブログ
2009年4月2日

このページは、象のロケットパソコン版の『作品を観た感想トラックバック』のページと連動しています。

1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: