ガザの美容室:作品を観た感想(4)

ガザの美容室
★★★閉じ込められたのが美容室に集う女たちだけ、という映画設定も、これが戦争アクション映画ではなく、戦地日常ドラマであることを確信させてくれる要素になっていると思う。各々事情を抱えた女達の本音に、緊張感が走ります。他人だからこそ言い合えるもの。性差別はいけないけど、男は戦地で、女は日常で戦うものなのかなとも感じさせられた。
いやいやえん
2019年3月31日

「ガザの美容室」
この作品は大層イラン映画っぽい。終始会話劇で成立している。この作品が好きになれない、というか理解不能な決定的な理由は、その会話の中身があまり面白くない、とか、人間模様がそれほど興味をそそらない、とかの部分では実はなくて、この美容室、トロ過ぎるだろう?!という点に他ならない。いくら結婚式のためとはいえ、この美容室は一人にかける時間が長過ぎる。
ここなつ映画レビュー
2018年7月31日

『ガザの美容室』を見てきました
★★★ 他愛もない日常の景色がくりひろげれられる中、とつぜん外で戦争がはじまるときの緊迫感は、やはり劇映画ならではのものと思いました。早くこの状況が打開されますように、なんていう安易な願望は書けないような状況ですが、それでも、いつかパレスチナに平和がおとずれることを祈っています。
旅と遺跡とセルベッサ
2018年7月8日

ガザの美容室
年齢も違えば生活環境も恋愛&結婚観そして宗教観も違う女性たちが、戦闘に巻き込まれ閉じ込められることとなった美容室という小さな空間で繰り広げられる会話と諍い劇は、いくつもの民族と宗教が入り乱れている地域なため常に紛争常態にあるイメージしかないパレスチナという特異な空間の縮図といった趣が感じられる。勉強不足もあってパレスチナとイスラエルの対立程度のざっくりした構図しか知らなかけれど、本作を観るとハマスとかファタハとかパレスチナの自治権をめぐって対立する複雑な内部構造とそれ故の高い失業率と蔓延する麻薬問題と実情を知ることができて勉強になった。
風情の不安多事な冒険 Part.5
2018年6月24日

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