ベル&セバスチャン:作品を観た感想(1)

ベル&セバスチャン
★★★★ 本作は、戦時中のフレンチアルプスを舞台に、幼い少年と犬との交流を主に描いたもので、原作が児童文学ですからまあこんなところかという点はママあるにしても、緊迫する社会情勢が物語の中に取り込まれサスペンス性が増す作りになってもいて、何より背景に映し出されるアルプスの季節ごとの風景は実に見事だなと思いました。少年のセバスチャンを演じるフェリックス・ボシュエは大勢の子どもたちの中から選ばれただけあって、とても可愛らしく、かつまたその素直な演技には、子役にありがちな嫌味は少しも感じられません。本作で特筆すべきはなんといっても素晴らしい自然の景色でしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2015年10月9日

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