50歳の恋愛白書:作品を観た感想(18)

50歳の恋愛白書
確かにそんな節目って何度かありますよね。誰かの為だけに生きてると、何だか自分がなくなって色あせていってしまいそうな危機感と焦燥感。キアヌ演じる隣の放蕩息子は、ピッパーにとって新しい人生を始める為のきっかけに過ぎない。ただ、きっかけとしてはとても大きな存在ですけどね。母親の年齢に近づいて、やっと母親の心が理解できる…。親と子の思いのギャップや夫婦の距離感など、どこの家庭でもどんな夫婦、親子にも当てはまりそうなドラマ。あま〜いロマンスはないけど、半世紀を生きた女性が、もう一度輝きを取り戻していくので何となく心地い。
ひばなのシネマの天地
2010年8月30日

『50歳の恋愛白書』 (2010)
この映画では、彼女は自分自身を見つめなおすために過去を語っていたのだろう。夫との生活が何もなかったかのように、あっさりとすんなりと、違う方向の前を向くピッパ。観ていて、なんともホンワカ嬉しくなった。応援したくなった。そして、余りに素直な選択を清々しく感じた。淡々として、あくまでも冷静な演出。過去へとノスタルジックに傾くことなく、現在と過去を重ね合わせてゆく、衒いのない素直な展開。サイド・ストーリーとして、母と娘の関係をも滲ませてゆく巧みな語り口。派手さはないけれど、好感の持てる作品でした。
よーじっくのここちいい空間
2010年4月23日

50歳の恋愛白書
クリスと出会って、ピッパはもしかしたら被っていた鎧を脱げた感じだったのかもしれませんね。そしてどこか自分と似てるところがあると感じからこそ、惹かれていったという感じなのかもしれません。アラン・アーキンはさすだなと思いましたが、まだ50歳には届かないロビン・ライト・ペンが熱演してて良かったですね。35歳というのはキアヌにはちょっと若過ぎる役かなとは思ったんですが、彼の無表情なのがこういう謎な役の男性に合ってました。ベテラン陣の中、若き日のピッパ役をしたブレイク・ライブリー存在感もあり綺麗で良かったように思います。
Diarydiary!
2010年4月7日

ライフは複数形 「50歳の恋愛白書」
センスのない邦題はいいかげんやめてくれ。女性映画の正統な系譜にあるような映画。監督はアーサー・ミラーの娘らしいが、原作も脚本も彼女で、渾身の一作というこことが窺い知れる。それにしても最近のハリウッドは豪華キャストだ。あいつも、こいつもと引っ張り出してモニカ・ベルッチまで出てる。やがて新しい旅立ちを迎えるピッパだが、先のことはわからない。未来に対する不安そしてときめきは、もしかしたら十代の頃と何も変わってないのではないか…そんなところでカントリー曲が流れて…大した結論はないが、 悪くない映画だった。
シネマ走り書き
2010年3月12日

50歳の恋愛白書
★★★ タイトルから受けた印象とは随分と違ったお話だったのよ。まずさ、ロビン・ライト・ペン綺麗ぇ〜。透明感あってフツーこんな中年女性いないっつーの!驚いたことに、ピッパより15歳も年下のクリス役してたキアヌ・リーブス、実年齢的にはキアヌのほうが年上じゃ〜ん。いっかぁ〜別にどっちでも、二人ともお似合いだったし。けど若い時にあんなにムチャしてたのに、こんなに綺麗な中年になれて、セレブ夫とセレブな生活できてって恵まれ過ぎ。あるわきゃない、あってたまるか、羨ましすぎる。
映画道
2010年3月5日

50歳の恋愛白書
★★★ ストーリーは原題に沿ったものながら、邦題が原題と余りにもかけ離れていることや、主人公のこれまでの生き方が3つの部分に分けて描かれているため、全体としての統一感が得られないこと、など問題はあるものの、50歳になった主人公が新たな旅立ちをしようとするラストの気持ちも分からなくはない、といった感じでした。「女性は常に受身であり、他者に引っ張られることでしか生き方を変えられないという残酷な事実」は、男性との関係の中で生み出されるものと考えられるのではないでしょうか?
映画的・絵画的・音楽的
2010年2月28日

50歳の恋愛白書
完璧な妻を演じることに飽き飽きし、高齢者コミュニティーで死を待つような生活に「本当の自分をさらけ出したい」「誰かに必要とされたい」と焦るピッパ。自分を押し殺しひたすら理想の妻を演じ続けてきた。負い目が彼女を理想の妻にする要因だったとは、ちょっと皮肉です。自分の意思で選択したとはいえ、果たして彼女の未来は明るいんだろうか? この映画に触発されて「間違った恋をしよう」ってコピーに踊らされたら「間違った人生」ってことになっちゃうよ〜。なんとも納得いかない展開・結末でありました。
映画の話でコーヒーブレイク
2010年2月21日

50歳の恋愛白書
ハッキリ言って、精神疾患といってしまうともう、、何も言えないものがある。薬物中毒も、あまりに遠くて、その行動や言動には到底理解は出来ない。しかし―、その理解できない人物ばかりがうじゃうじゃ登場する過去と現在なのだけれど、思わず引き入れられてしまった! 暗くなりがちなテーマを、時にユーモラスにテンポよく、重くなり過ぎない運びが良かったし、共感はしなくとも、ピッパの爽やかな決断に胸のすく思い。豪華女優陣の演技が素晴らしかった。誰の身にも起きる人生のターニングポイント。ちょっと考えさせられるものがありました。
to Heart
2010年2月19日

☆50歳の恋愛白書(2009)☆
★★★ 現在のピッパが過去のピッパをフラッシュバックで思い出し、ピッパの現在と過去が交互に描かれ、クスっと笑えるシーンも織り交ぜながら、ストーリーは進んで行きます。全てのしがらみ?から解き放たれたピッパは旅に出ます。彼女の表情は生き生きととしていました。何事も踏み出さないと前には進めないし、変化も起こりません。[新しい人生のはじめかた]もそうでしたが、年だから、諦めたほうが楽だからと行動を起こさなかったら、そこで終わってしまいます。いくつになっても人生は諦めちゃいけないって、私はいいように解釈しました(笑)
CinemaCollection
2010年2月17日

「50歳の恋愛白書」
お気に入りのロビン・ライト・ペンが主演ってこともあるし、物語としては悪くはないと思ったが、邦題付けた映画会社はもうちょっと考えて欲しかった。ピッパのドラマティックで波瀾万丈な人生は中々面白い。ロビン以外の女優人たちの存在が映画を盛り上げている。ピッパの少女時代から未来の夫に出会うまでは回想シーンで描かれる。しかしかなり奔放なる女性が年上の夫と出会い結婚し、子供をもうけ落ち着いてしまう。でも、あのような女性が静かな人生に甘んじるなんて考えられないのだ。で、50歳になって自身の姿にハッと気づくわけ。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年2月16日

50歳の恋愛白書
このピッパ・リーの役は美しさよりも苦労の跡が滲んでいるように見えるロビン・ライト・ペンに似合い過ぎ。主人公が悩み迷走する姿はあまりにも頼りなさ気に見えてしまいました。夫ハーブ役のアラン・アーキンには頑固なキャラクターがぴったりです。また、自分の弱さに負けてハーブを誘惑してしまうダメな親友にウィノナ・ライダーだなんて^^ゞ 嘘が付けなくて人生の負け組なのにカッコイイ隣人、仕事も家も無い男なのに救世主になってしまうのはやっぱりキアヌだなあと思ってしまいました^^ 主人公の心の開放を感じさせる展開にこの邦題…?
とりあえず、コメントです
2010年2月13日

50歳の恋愛白書
有名俳優を競合させた映画で良かった記憶がほとんど無い。主役の女性の昔と現代を行き来しているので、睡魔に襲われた僕には理解するまでには時間がかかったが、なんとか理解。心に受けた傷や償いで完璧な母や妻を演じてきたというが、果たしてそうだっただろうか?旦那の浮気はもちろんだけど、妻はそれについては言う資格が無いし、最後には肩の荷が下りたからと若い男と遊んだりというのはちょっと…?? 陶芸教室での発言自体が彼女の本性なのだろう。なので、正直言って感情移入も無くただ淡々と観て淡々と終わったという感じだ。
ゴリラも寄り道
2010年2月10日

『50歳の恋愛白書』(2009)/アメリカ
★★ ほぼピッパの半生を描いているので、ロビン・ライト・ペンが中心。キアヌはどちらかというとサイドの位置ですね。女の人生は伴侶に左右されやすく、それを振り返るといろんな想いが出てきて、しかも家庭内のあれこれも煩わせて…という結構普通の話ではあるんですが、それを普通にさせてないのはハーブの経済力とピッパの美貌!? お金があれば人生やり直せますが、そうじゃない人にはこの話、難しいかなあ(苦笑) 女の人生が経済力で決まってしまうというのも仕方ないんだけど、それを映画にしてもどれだけ一般的に共感得られるかなーと思いました。
NiceOne!!
2010年2月7日

50歳の恋愛白書 [映画]
★★★ ちょっと98分が長く感じました。肝心のキアヌがなかなか出てこなくて、出てきたーと思ったらあまり出番がなかった。主人公ピッパに心の変化を与える重要な役でした。年下よりも年上の女性となんやかんや…という役がとても似合うわぁ♪ 今のピッパの暮らしと並行して彼女の生い立ちも描かれているんですが、彼女の人生に関わってきた人たちが、ちょこっとの出番なのにこれまた豪華なキャストでした。現在のピッパから考えられない意外な生き方をしてきた人でビックリ〜。年取れば落ち着くもんなんですねぇ。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年2月6日

50歳の恋愛白書 邦題も映画チラシも酷い!
邦題・キャッチコピー・あらすじ、すべてこの映画を間違って伝えている。「恋バナ」は映画にとって副次的なプロット(キアヌはかなり脇役な扱いや)。主人公の心が、過去の人生の圧力によって、完璧だったバランスを徐々に失っていく過程が非常に微妙にして奇妙なる描き方をしている。全体には丁寧に作り込まれた人生ドラマ。原作はレベッカ・ミラーで彼女が脚本、監督も務め、ブラピが製作総指揮、そうそうたる俳優人を揃えての映画、それがただの「50歳の恋愛話し」で終わるはずがないのだ!すなわちけっこうよかったのだ。
労組書記長社労士のブログ
2010年1月28日

試写会「50歳の恋愛白書」
まあドロドロした映画でした。ドラッグ漬けのアメリカ社会を反映してるというか、かなりリアルに病んでます。まぁ、確かに人間50年も生きてりゃあ、汚れたり傷んだりして当たり前です、ハイ。平和日本の49歳のオヤジも、そう思います。40を過ぎてもモニカ・ベルッチは相変わらず美しいんだけど、残念ながらチョットしか出てきませんでした。キアヌ・リーヴスもあまり存在感の無い脇役でした。
流れ流れて八丈島
2010年1月27日

50歳の恋愛白書
★★★ 本作は完全に女性目線で描かれています。もとより、常に別の女性を求めてしまうのが男のサガだとするならば、ハーブは男性の象徴でしょう。家を出て行くピッパが浮気を理由にハーブの告別式は開かないことを子供たちに伝えると、娘は賛成し母の旅立ちを祝福します。何だかそれを観ていて男性の私としては居心地の悪さのようなものを覚えました。豪華な俳優を贅沢に使いコンパクトにまとめたストーリーは、短くても流石に主要キャラクターの存在感があって観易い作品だと思います。
LOVE Cinemas 調布
2010年1月27日

「50歳の恋愛白書」 まだまだイケる!?
"地味〜に、豪華なキャスト"が結集しました。描かれているのは"いい歳をした大人の自分探し" そう正に「人生、幾つからでもやり直せる!」と、この映画は思わせてくれます。50歳ってまだまだ"現役"だと思いますよ。確かに人生半分過ぎたってことにはなるんでしょうけど、本当に何もかも投げ捨てて、新たに突き進んでいけるのは、普通の人ならもう少し歳を重ねてからになるでしょうね。この映画、これからの高齢化社会に向けて、とてもマッチした内容であると思います。即ち「人は、幾つになっても恋をする」 素敵ですよね。不思議と元気が出てきます。
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年1月25日


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