BANDAGE バンデイジ:作品を観た感想(11)

BANDAGE バンデイジ (2009)
★★ バンドの話が発展するのかといえば、そうでもない…。アサコを絡ませた恋愛モノに進むのかと思ったら…行かない。フワ〜とした非常に良い雰囲気の中、誰にも感情移入できず、何も解決しないまま月日は10年(?)流れ、とってつけた様なエンディングを迎えます。おやおや?良かったのか?悪かったのか? お話は、音楽プロデューサーが作る音楽業界の話なので説得力はあります。バンドメンバーの葛藤と苦悩、自分の才能への疑問、空虚感。しかしそこに物語としての起伏はありませんでした。なので映画としては「ふ〜ん」で終わり。だからどうした?と言いたくなります。
肩ログ
2011年2月8日

BANDAGE(’10)
ハルに気に入られ、バンドの内側に入り込んだ麻子。出来すぎなシンデレラストーリーのようですが、他メンバーとの摩擦、彼の身勝手さやナイーブさに振り回されたり、惹かれる気持と戸惑い。ハル自身の当初の恋をもて遊ぶ腰軽さ、拒絶する麻子への気持の傾き。ミュージシャンとしての自信のなさ、葛藤とか、単純にハッピーエンドな一筋縄という訳ではなかった青春の微妙な右往左往ぶり。やはりそこら辺、岩井テイストなリリカルな丁寧さという感慨も。ラストのレコーディングシーン、麻子がサビの所を泣きながら口ずさんだ「二十歳の戦争」が一番耳に残ってます。
Something Impressive(KYOKOV)
2010年11月21日

映画『BANDAGE バンデイジ』 感想
物語の中盤から、今までの伏線が群れをなして水面から浮上し、登場人物たちのそれぞれがそれぞれの背景を持って動き始め、それを観る観客の感情が上下左右の起伏でうねりだす。衝突も揺らぎも苦しい。音楽を作ることに携わる人たちは苦しくなることが分かっていながらも音楽を作ろうとする。そういった業みたいなもの、執念を僕は尊敬する。でも、僕が惹かれるのは主人公の二人のほろ苦い恋だ。ほろ苦いというか、だいぶ苦い。だから切ない。終盤にもう一つくらいカタルシスを感じるところがあっても良い気がしたけれど、たいへん面白い映画でした。
1と0を駆ける
2010年2月28日

観ました 「BANDAGE(バンデイジ)」
一発屋…誰もが裏側を見ることをためらうこの三文字、この映画はその三文字を十字架のように背負った人たちの悲哀を余すところ無く欠描いている…と思う気がする…。脚本さんが天才でも監督さんが…。北乃きいちゃん演じるマネージャー。女子の羨望の的、「恋する有名人に恋されるファン」。あっさりその魅惑的な不動の地位を手に入れる世界一幸福なヒロイン…☆ しかしお相手が一発屋エンターティナーなだけに、その苦悩、その身持ちの堅さからおいそれと恋愛映画にはならないのです。ここはとても良いと思います。
オヨメ千感ヤマト
2010年2月18日

BANDAGE バンデイジ
★★ キャスティング自体はよかったと思います。ただ、音楽プロデューサーとして名を馳せている小林武史、映画監督としてはいまひとつな印象を受けました。確かに音楽レコード業界のアーティスト発掘やビジネスの実態は現実的で、感慨深い気持ちになりました。致命的なのは、KAT-TUNではそれほど感じない赤西仁の歌唱力不足が、この作品では如実に表れていることです…。起承転結がしっかりとせず、「□ヵ月後」や「□年後」などというテロップも多く、話が急に展開しているため、全体的に焦点がピンボケをしていた印象が否めませんでした。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年2月5日

BANDAGE バンデイジ
新條まゆさんの快感フレーズ?!と思ったら全然違うらしい。映画の中で結構、「中途半端」という言葉が出てきているんですが、確かに音楽ものとしても?だし、恋愛ものの映画かというとそうでも無いようで…アサコの20年後をちょっと含めればだいぶ印象がちがったのでは? 結論:この映画自体、中途半端。
単館系
2010年2月2日

BANDAGE バンデイジ
ある意味、時代のロゴ的な風合いの風俗映画のような意味が減る分に純粋に音楽が前面に出ており、かつ実際のプロとして活動を継続する事の難しさということも説得性がある。監督は小林武史。90年代を代表する音楽プロデューサー・ミュージシャン。本作は、バンドの音楽性に絡む話は音楽のプロじゃなくても分かり難くないようにしながら、チャチな印象は薄いブレンドで、その点でもこだわりのある映画で作品中の音楽にはなかなか酔わせてくれる味がある。ラストは作品として悪くないものの、意外感をもう一挟みする工夫があっても良かったように思う。
しぇんて的風来坊ブログ
2010年1月31日

BANDAGE バンデイジ
★★★ 主演はバンドリーダーのボーカル、ナツ(赤西)でもあり、アサコでもあり、天才的な音楽センスを持つユキヤ(高良)でもある。実はマネージャー見習いになったアサコは2人から迫られるのだが、奇跡的にともにラストまで至らない。お母さん(斉藤)のとぼけた迫力が抑止力として働いたのかも。そのために綺麗すぎる終わり方になってしまうのだけれど、それはまたそれでいい、と思ってしまうほど北乃きいは普通の女の子がよく似合っていて、実にうまいのは[ハルフウェイ]の時と同じ。キーボードのアルミ(柴本)は目つきの悪さを如何なく発揮し、はまり役。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年1月25日

『BANDAGEバンデイジ』(2009)/日本
★★★★ 人の心はいつも、ひとつところになんてとどまる訳はない。その中で自分の立ち位置を見つけていく。そして人は孤独。だから孤独を語るものに共鳴していく。ユキヤはサウンドの中に自分の孤独を吐き出していく。私たちがアーティストに惹かれるときってそんなものじゃないだろうか。アサコもミハルも自分の代弁者を見つけた。そこからさらに表現者、創造者として立ち上がった。見てて清々しいしまぶしい。素直にそんなきらめきを感じました。ジャニーズ!?って思い込みはこの際なしで観てみると、何かが浮かび上がってくるような作品でした。
NiceOne!!
2010年1月24日

【BANDAGE バンデイジ】
意外にとっても良かったです。色々な感情がぐちゃぐちゃになって、剥き出しの神経を撫でられるようなヒリヒリズキズキとした痛みがあって。何だか色々感動しちゃいましたー。ストーリーには感動したり共感したりは出来なかったんだけど・・・あのベットの上の二人、自分のものにできない麻子の手の上にそっと重ねるナツの手。自分に気持ちがない麻子を後ろからそっと抱きしめるナツ。そしてあのキスシーン。すっごく好きだったなー。あーナツが可愛い!いとおしい!って思っちゃいました。
日々のつぶやき
2010年1月20日

『BANDAGE バンデイジ』 (2010)
前半の瑞々しい青春映画の役割は、北乃きいが一人で背負ってる感じなんですが、彼女がいいんだよね。主役はKAT-TUNの赤西仁ではなくて、北乃きいと捉えると、青春映画の佳作って位置づけも出来そうな作品です。ただ、ロックバンドをメインに考えると、メンバー間の音楽性とか方向性の確執や、マネージャーやレコード会社関係者の描写が、通り一遍で底の浅い、余りリアリティの感じられない、良く聞くお話レベルの展開に終始してしまっていて、一気に歌謡映画ぽくなってしまうように思います。
よーじっくのここちいい空間
2010年1月20日


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