華麗なるアリバイ:作品を観た感想(9)

華麗なるアリバイ
フランスの田舎で上院議員アンリの大邸宅。メンバーは、親しい関係にある…というかピエールは節操がない医者で女に手が早い。それぞれ、表面上は和やかだがその裏には愛憎入り乱れる感情が渦巻いているという設定。フランスらしいヴィヴィッドな会話、センスがなかなかよい、時に残酷に時に皮肉たっぷりに台詞であらわしてくれる。それにしても犯人はすぐわかる、動機も。あまりややこしくないという意味ではある意味究極のどんでん返しなのかもしれないけれど、ミステリーとしてはちょっとつまんなかったかも…。
いやいやえん
2011年1月26日

【華麗なるアリバイ】
私の記憶しているホロー荘って確かポアロが解決するんじゃなかったかなー?でも映画にはポアロは登場しません。再読してみようー。犯人はちゃんと覚えていました。ラストシーンは結構「お!」と驚かされました。設定は現代に変えてあるようで携帯電話も登場、あとミステリ部分が少なくなっていたような気が…。ミステリとしては弱い感じです。ミステリとして楽しみたかった私には物足りませんでしたー。
日々のつぶやき
2010年9月27日

『華麗なるアリバイ』(2007)/フランス
★★ 観終わってみて、、これはもう、キャストを観る作品?女優たちの共演はさすがに飽きませんでした。好きな女優さん多いし。原作は未読ですが、これだけのことが1か所であるってことがフランスでは日常なのか?とも思わせてしまうくらいよくできたお話になっちゃってます。そしてピエールには共感はできないよね(苦笑) ミステリーって進行役が本当はいるのではないの? それをミュウ=ミュウがするのかと思ってたんですが、残念ながらただの口うるさい人に終始…。刑事さんでも上院議員でもなかったなあ…。もったいない。
NiceOne!!
2010年8月9日

華麗なるアリバイ
★★ 期待したポアロ探偵は現れず、代わりに登場するのは風采の上がらない刑事。また、犯人と目された人のアリバイが映画の中で重要な争点となるわけではなく、従って"アリバイ崩し"がなされているわけでもありません。ラストで目覚ましい事実が明らかになるわけでもなく、解き明かされるのは酷く地味な事柄でした。ミュウ=ミュウとか、カテリーナ・ムリーノなどが登場するも、全体としてフィット感のない作品だと思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年8月1日

「華麗なるアリバイ」
★★ ともかく、"完全犯罪アリバイ崩しもの"という先入観で映画を観ていたものだから、ミステリーとしては全然楽しめなかった。かと言って、恋愛ドラマとしても人物描写の掘り下げが足らないし、心理描写も今一つ。そもそもそっちに行くのなら、主演俳優にはもっとゴージャスで、オーラを放つ名優を起用すべきではなかったか。俳優にも、まるで華がなかった気がする。[オーケストラ!]で好演したミュウ=ミュウも出演しているが、可愛そうなくらいのその他大勢的役柄であった。
お楽しみはココからだ
2010年7月30日

*華麗なるアリバイ*
よくあるパターンではありますが、やはり人間の二面性が浮き彫りにされます。人の心の中は複雑ですよね。ラストは急な展開があり、"見せて"くれますが、少し時間が経ってから気付いたのはこの邸宅の女主人の存在でした。いい奥さんを装ってますが、実は何か"退屈しのぎ"したかったのかもしれなくて、元々波風を立てるような人選をして彼らを邸宅に招待する。殺人事件にまでなるとは思わなかったでしょうが、きっとひと波乱期待していたのでしょうね。これもフランスの上流階級の人たちのひとつの側面であるのかもしれません。
Cartouche
2010年7月23日

フランス映画祭2009...「華麗なるアリバイ」
原作である「ホロー荘の殺人」は読んでいる。「ゼロ時間の謎」はとても面白かった。この作品はそれほどでもなかったかな? しかしフランス人気俳優が多々出演し、リッチな人々を背景に描く映画は、撮影に使われた豪邸や、女性たちのファッションがとても素敵で見ていて楽しめる。邦題の"華麗なるアリバイ"って?どこが華麗なのか??殺されたピエールの愛人関係が華麗であるからかな? 映画祭…ジュリエット・ビノシュの姿は見れなかったが、アンヌにはお目にかかれた。映画での形相とは全く違うとってもチャーミングなフランス女優。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年7月18日

華麗なるアリバイ
★★ まさか原作がそんなにつまらないはずがないでしょうし、これは多分この作品が失敗しているだけなんでしょう。観終わって「は?まさかこれだけ?」と愕然としてしまいました。本来であれば結末を知らないのですから楽しめるハズが、犯人が解っても何の驚きも無い、むしろその人じゃないと考えるほうが難しくないかという代物です。俳優の演技云々を言う前に、ミステリー映画なのですからもう少し工夫を凝らした脚本を書いて欲しいものです。これはとにかく一度原作を読んでみる必要がありそうですね。
LOVE Cinemas 調布
2010年7月2日

レビュー:華麗なるアりバイ
本作を人間ドラマとして観た場合、その構成は決して良い出来ではない。しかし欠点を含みながらミステリーとして範例的な作品。それは、ミステリーを語る上で必要な素材である舞台・人物・道具・行動などの典型を、象徴的な事物として配置することで寓意を生み出す"語りのシステム"による効果と、濃密と軽薄の間で右往左往しているように見える空虚な人たちの生活を"虚飾"として佇ませるシニカルなデザインワークに成功しているため。謎解きの着地に生まれる座り心地の悪さをアイロニーとして語る話術のエスプリが、実にフランス的なところに面白みがある。
INTRO
2010年6月26日


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